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2018年1月27日土曜日

【隣家が近ければ近いほど】太陽光パネルを屋根全体に設置してはいけない理由【注文住宅】

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お隣さんに被害を与えないか不安だったこと

お隣の北側の屋根の雪は


まだ溶けておらず
屋根にしっかりと
こびりついています。

わが家の屋根は
すべて南側を向いているので
ありがたいことに全て融けてくれました。 

数年前に東京でまとまった雪が降った時には
屋根の雪がまとまって落下し
・ガレージの屋根が壊れた
・隣の家の車をへこませた
・隣の家の外壁を傷つけた
なんてことが報道され

今回、家を建ててから初めて積もった雪に
内心冷や冷やしながら数日過ごしていました。

というのも、わが家は隣近所との距離がとても近い
住宅密集地に立っています。


さらに、わが家は太陽光発電パネルを設置するため
屋根は片流れ屋根の一方向に雨などが流れる造りになっています。


その為、今回のような積雪があると
積もった雪は蒸発するか、
融けて南側に落下するか、
塊のまま南側に落下することになります。

その落下が大きな塊だと
さらに急なスピードだと、
お隣さんに被害を与えてしまう可能性があります。

その点が正直、不安でした。

しかし、結果として被害をうまず
穏やかな日々を取り戻しています。

その要因が太陽光パネルの設置の仕方にあるので
ぜひご紹介したいと思います。

なぜ、もっとパネルを設置しないのかと無謀にも聞いた若かった私♪

わが家の太陽光パネルは


こんな感じで屋根に設置されています。



そこで、この図を見て思いませんか??


ここに、もっとパネル付ければ
もっと発電できるじゃん!
どうせなら、もう少しつけちゃおうよと!

うーん、あの時私は若かった。
とにかく、自分が得をすること
それしか頭に入っていなかったのです。

しかし、設計士さんが冷静に
『やめておいたほうがいいですよ』
と諭してくれました。


物理上は可能なんです。
多少、隣家が太陽光を遮って
効率の悪くなるところもありますが、
パネルを設置すること自体は!


でも、心配な点があるとのこと。
それは雪。
日数は少ないでしょうが、
もし雪が多く積もった場合
当然太陽光パネルにも積雪します。

そして、太陽光パネルは蓄熱された温かさがあり
また表面も滑りやすく
そして、屋根自体南向きのため
通常の屋根とは比べ物にならないほど
雪が塊として軒下に落下することが予想されます。

すると先ほど述べた
・ガレージの屋根が壊れた
・隣の家の車をへこませた
・隣の家の外壁を傷つけた
ということが起こり得ると説明されました。


太陽光パネルの設置には落雪防止スペースは必須!

その時は渋々納得した感の強かった私ですが、
結果的に設計士さんの言っていることは正しかった。


今回図を見ても分かる通り
わが家では太陽光パネルの下側
軒に向かってスペースを設けています。

このスペースが大切で
ここにしっかりと雪止めを設置することで
雪の高速落下を食い止めてくれます。



このスペースがなければ
まるでスキージャンプのラージヒルで
雪の塊がジャンプを成功させるかの如く
高速落下が実現してしまうのです。

都内のような住宅密集地だからなのかもしれません。
軒下に危険のない場所なら問題ないかもしれませんが
もし、少しでも不安になるような立地であれば
太陽光パネルの設置と同時に
雪止めをしっかりと取り付けられる
スペースの確保をしておきましょう。

くれぐれも私のように
単なる利益追求で
後で後悔しないように
どうぞよろしくお願いします。

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