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2017年9月25日月曜日

【涼温な家】高断熱高気密住宅で焼き肉をするとどうなるか?!【禁断】

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食欲の秋!高気密住宅で焼き肉実施!!

秋晴れの気持ち良い日!
公園ではバーベキューを行うグループっをよく見かけます。
食欲の秋がいよいよ到来です。

さて、我が家は涼温な家。
C値0.4のいわゆる高気密住宅です。
C値の測定については以下の記事に詳しく記載しています。

涼温な家を住人が説明する③高気密?!気密測定結果C値0.4㎠!!


たぶん、涼温な家に限らず、C値の低い高気密住宅は世の中にたくさんあると思いますが、そのような家で焼き肉をやった場合家の中はどうなるのでしょうか。

我が家の焼き肉は、ホットプレートでガンガンにお肉を焼いていきます。
あふれる食欲とともに現れる、あの大量の煙はどうなるのでしょうか。

時間経過とともに、お伝えします。


機械換気のみで約1時間30分室内で肉を焼き続けたら・・・
時間経過とともに


焼き肉実施場所:ダイニング
調理器具:ホットプレート

17:55
焼き肉を開始
白い煙が勢いよく、沸き立ちます。

18:10
プレートはほぼ肉と野菜で埋め尽くされる状況。
白い煙で天井近くは少しもやがかかった状態になります。

18:15~18:45 
継続して肉と野菜を焼く。
常に煙は上がり、床も油でややべたつきます。

19:00過ぎ
ほぼ焼き肉終了
ダイニングとリビングの天井はもやがかかった状態。

19:35
洗い物終了
ダイニングの煙、もやが取れる。
臭いは残った状態。
床はべとつく。

20:00
床拭き終了
ダイニングの煙が完全に消える。
臭いはわずかに残る程度。
ほぼ、室内空気は入れ替わり、
室内のものに移った臭いだけが漂っている。

翌朝
特に気にならず。
夫、子どもたち、普通に出勤&登校。


涼温な家、高気密住宅で焼き肉を行った結果を発表♪

結果 
高気密住宅であり、全館機械換気を行っている涼温な家焼き肉を行うと、2階や3階に煙はいきません。我が家には、ダイニング近くに小さいが吹き抜けがありますが、そこを伝って2階や3階に煙が行くことはないです。

また、全館空調であるが、臭いが各部屋に広がることもありません。

その要因は、涼温な家の特徴なのだと思います。
我が家は、センターダクトというダクトから各部屋に、家の中心から外(外壁側)に向かって吸気がされています。そして、部屋の中をぐるりと回った汚れた空気は、部屋の外壁に近い側、家の中心から見ると離れた場所に排気口があり、ここから機械によって汚れた空気が吸い上げられ、外へと排気されています。

なので、焼き肉の煙は、ホットプレートから勢いよく上がりますが、基本的には家全体を回るのではなく、換気計画に沿ったラインを通って、排気されます。その為、様々な部屋に勝手気ままに煙が移動することなく焼き肉を終えることができました😊

ただし、機械換気には計画があります。
通常焼き肉のような調理の煙は、キッチン以外は考えられていません。
その為、ダイニングで焼き肉を行うと換気計画以上に一気に空気が汚れるので、汚れた空気が行き場を失いその換気経路を何度も回ってしまいます。

その為、今回はあらかじめ焼き肉開始時に、機械換気を

「急速換気」

に設定しました。
正直に言うと、正確にどの程度急速なのかはわかりませんが、通常より換気量が多いことは、以前に称した時の室内温度変化等で実感しています。

しかし、それでも、ダイニングの煙のもやが取れるのに、焼き肉終了後30分はかかりました。

焼き肉終了後1時間程度で臭いや煙もだいぶ落ち着きいつもと同じ生活に戻りました。

涼温な家にいると窓を開ける気になれない。

ちなみに、なぜ窓を開けないの?と思われるかもしれません。
我が家は涼温な家です。すべての換気は一つの吸気口と一つの排気口にフィルターをつけて行っています。

こんな感じです。↓↓

涼温な家を住人が説明する①換気(写真あり)

なので、窓を開ければフィルターを通っていない汚い外気が入ってくるという勝手な気持ち(実際そうなのですが)が過敏に働き、窓を開けることに抵抗があります。
それに、換気経路も計画されているため、窓を開けるとその経路が大きく変わってしまいます。すると煙が家の様々な場所を回り始めるため、窓は開けていません。
でも、涼温な家の住人の中には、大きく窓を開け放つ人もいます。どちらが正解かは何とも言えません。住んでいる場所や家の形にもよるので。
ただ、今回は我が家でやった個別のケースの報告なので窓を開けていません。



高気密住宅、涼温な家の焼き肉をまとめると

さて、私が今回の焼き肉をまとめるとこうなります。

◆高気密住宅という観点から

・・・しっかりとした換気が行えるかで、焼き肉が行えるかは変わります。煙は、高気密のため自然に抜けることはなく、何かしら対策が必要(機械換気や窓を開ける)です。さらに、空気の流れが一つの大きな渦のようだと、煙は室内全体を駆け巡り、様々なものに焼き肉臭さが残るでしょう。排気対策をして楽しい焼き肉にしましょう。

◆涼温な家の観点から

・・・換気計画がしっかりとしているため、家全体に煙が広がることは少ないと思いますが、換気計画として煙が家全体に回る場所で焼き肉を行えば、当然家全体に煙がいきわたります。事前に確認が必要です。

また、涼温な家にはパナソニック製の機械換気がついていると思いますので、設定を「急速換気」にして、換気量を増やしましょう。
部屋の煙が抜けるのに時間がかかります。 焼き肉終了後60分程度我慢できると良いかもしれません。

さらに、涼温な家では焼き肉でもう一つ懸念されることがあります。

それは

「油(あぶら)」

です。焼き肉で飛び散る油は、軽くて広範囲に広がります。
さらに、その調理時間はある程度の長期間になります。

そうすると、ダクトを通って排気する場合、調理場から近い排気口のダクトは油で汚れるのではという心配があります。いわゆる、換気扇の油汚れのような感じです。

我が家では、排気口にも一時的にフィルターを貼り付けることで予防しています。

ということで、高気密住宅・涼温な家での焼き肉は、空気の出入りが限られている分、少しやっかいかもしれません。 
しかし、みんなで賑やかに焼いて、分け合いながら、もぐもぐ食べるって楽しいですよね。
ベランダでやることも可能なんですが、東京の場合、お隣さんも近いので、気が引けちゃって。
少し手間はかかるけど、これからも涼温な家とうまくお付き合いしながら、焼き肉をしていこうと思います。
 

1 件のコメント:

  1. こんにちは。差し支えなければ、さいとうさんのお宅のUa値を教えていただけますか。電気代と全館空調の目安とさせていただきたく。よろしくお願い申し上げます。

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